Ghazninが末長くお使いいただける理由は何よりもその品質にあります。
デザイン性の高さだけではなく、素材そのものの質や作りもとても重要な要素。Ghazninは、素材・織りのバランスがとても良いことで、いつかはアンティーク品となれるほどに、使い込むことで風合いが良くなり、大切に長くお使いいただける絨毯です。
確かな選定力
アフガニスタン国境から 50km の町へ。Ghaznin はアフガニスタンのガズニ州で織られこの町に運ばれ、洗浄、メンテナンスが行われて製品となり隣国トルコ、ドバイ、イスラマバードを経由して世界に送られていきます。私たちは長年の経験と現地とのコネクションを活用し、世界各地に出荷される前のこの町で直接自分の目で見て選定買い付けしています。
商品が持つ品質(ウールの質感、艶感、染付の具合など)、基準を明確にして選定しています。表⾯上のデザインだけの選定ではなく、ウールの違いや染⾊の具合そして織⼦さんの癖などをも⾒分けることで、現地バイヤーからの信⽤を得ています。見る目を持つ者にはいい絨毯を出してくれるという
一般的な買付けよりも良いルートが確保できたため、日本国内においてお求めやすい価格の提供が実現しました。
Ghazninのウールはちょっと違う
まず、絨毯を選ぶ時に、最も大切なことのひとつに「ウールの質」が挙げられます。
標高2220mの高山地帯で育つガーズニの羊は、強いクリンプ(繊維の縮れ)と30cmにも及ぶ長毛、その中に含まれる豊富な脂分・ラノリンに恵まれています。
さらに毛にキューティクルをたくさん持っていることで、他の羊の毛よりも「より水に強く汚れをよく弾く」という特性を持つことはもちろん、毛の中に空気の層が溜まりやすく保温性に優れています。Ghazninは毛の縮れたフォルムを極力出さないため5mmに満たない薄さで織り上げられます。毛の癖の強さが影響しそれを扱う職人にそれぞれ高度な技術が必要とされるので、そう多くは職人がおらず、その点においても希少性が高いといえます。
●ラノリン
ラノリン (Lanolin) は、ウールなどの毛に覆われた動物の皮脂腺から分泌される蝋を精製したもです。 英語ではwool wax、wool greaseとも呼ばれています。
●クリンプ
羊の毛がクルクルと縮れている様子を指し、繊維の縮れを意味します。羊毛のクリンプは、羊毛の構造に由来しており、次のような特徴があります。